むーの蔵書  MY Collection 

続々増殖中(^_^;)


    2000/12/10 UP DATE  最新へ飛びます Click Hear


このコーナーは私が収集した日本の戦車に関する資料を紹介しています。

けっこう絶版の本も多いのですが、このコーナーの本のほとんどは1997年〜収集したものなので探せば必ず見つかると思います。 
こまめに古本屋を廻りましょう。


なお冒頭の☆印はお奨め度を表しています。 購入の参考にしてください。

     ☆☆☆ : 絶対お奨め、見かけたら即購入しましょう。

     ☆☆ : 日本軍AFVファンなら持っていたいもの。

 ☆ : 持っていても損のない本です。

著書名 著者&出版社 コメント 備考
1

日本の戦車
- 増補改訂版 -
  (上 )
原 乙未生 監修
竹内 昭   

出版協同社
1969.5再販
日本の戦車を語るうえで欠かせない一冊。

初版は1961.8に上巻 各種戦車の写真・図面集、下巻 戦車発達史・特殊戦車、で発行されたが、この増補改訂版は戦後の車輛および新たに集まった写真・図面等を加筆したもの
絶版 
入手困難

インターネットの古書目録にて購入
2

日本の戦車
 (新装版)

原 乙未生
栄森 伝治
竹内 昭  共著

出版協同社
1978.9発行
上記の「日本の戦車」上・下巻をまとめて1冊にし、各種牽引車輛を加え陸軍戦車部隊の歴史、編成、装備および戦歴を加筆したもの。 絶版 
入手困難

横浜市の古書店で購入
3

日本の大砲
竹内 昭
佐山 二郎 共著

出版協同社
1986.4発行
日本陸軍が使用した20mm以上の火砲(国内製造品、外国からの購入品、鹵獲品)を網羅した日本火砲開発史。  豊富な写真、図面がうれしい。

もともとは戦車マガジンに連載されていた「知られざる日本の兵器」をベースに旧陸軍関係者、防衛研究所戦史部、兵器工業会他から資料の提供を受け完成したもので、野山砲、野戦重砲、要塞砲(攻守城砲)、歩兵砲/対戦車砲、戦車砲/自走砲、迫撃砲/噴進砲、高射砲/機関砲、船載火砲、列車砲の各章からなり、収録された火砲は総数174にもおよぶ。
絶版 
入手困難

横浜市の古書店で購入
4

世界兵器図鑑GUN
(日本編)
小橋 良夫 著

国際出版(株)
1973/7発行
国際出版から出版された世界兵器図鑑Gunの日本編。(他にアメリカ編、ドイツ編、共産国編があった)

日本軍の使用した小銃・拳銃・機関銃・火砲・ロケット砲・その他の火器などすべて網羅してある。
1冊ですべての火器を網羅したため物足りない記述もあるが、日本軍が使用した火器の総カタログとしては最良の本であろう。
絶版 
入手困難

横浜市の古書店で購入
5

陸戦兵器総覧 日本兵器工業編

図書出版社
1977.3発行
1953年に興洋社から出版された陸戦兵器の全貌(上・中・下)が出版社の倒産により上巻しか出版されなかった為、1977年に出版されなかった中・下巻の原稿を含め1冊の本として図書出版より出版されたもの。
出版されるまで約20年以上もの空白期間があった為、この間に散逸した図面や写真があるようだが当時の開発担当者が直接陸軍兵器技術の解説を書いたものとして貴重である。
絶版 
入手困難

横浜市の古書店で購入
6

日本陸軍便覧

米陸軍省テクニカル・マニュアル:1944
米陸軍省 
菅原 完 

(株)光人社
1998.4発行
戦時中米陸軍が収集した日本陸軍に関する制度、教育、編成、戦術、兵器、装備品とありとあらゆる物が収載されている。  現在においても日本陸軍に関する解説書として不動の位置を占める。

戦時中に編纂されたものなので名称、データー等に一部間違いがあるのはしかたないが、戦後国内において出版された本の中には本書の間違いがそのまま記載されているのは困ったものだ。
それにしてもこの本が戦時中に編纂されていたとは、おそるべし米軍の情報収集能力。
現在流通中
7 第2次世界大戦の日本の戦車 航空ファン別冊

(株)文林堂
1968.10発行
高荷 義之画伯の97式改の表紙が目を引く。
コラムで原 乙未生氏が日本でも昭和6年にクリスティー戦車を買うチャンスがあったが断ったとの記述があり、何と惜しいことをしたものかと悔やまれる。
また、チハ車と競合試作で競ったチニ車の開発者 猪間 駿二氏のチニ車開発のコラムも貴重。
絶版 
入手困難

横浜市の古書市で購入
8
丸 Graphic Quarterli

 写真集 日本の戦車
丸 編集部

(株)潮書房
1971.8発行
丸 編集の写真集、
戦域、作戦別に編集されている。

千葉戦車学校、四平陸軍戦車学校、少年戦車兵学校、少年野砲兵学校など学校別の写真も珍しい。
昭和53.5に光人社より記録写真集選25として愛蔵版が出たが内容はまったく同じ。
絶版 
入手困難

川崎市の古書店で購入
9
帝国陸軍
機甲部隊
加登川 幸太郎 著

(株)白金書房
1974.5発行
日本の戦車開発史と戦車戦史

元陸軍中佐の著者が多くの資料や関係者の証言をもとに克明に調査研究した1冊。
この本と日本の戦車を合わせて読むことをお奨めする。
絶版

神田の古書店街でたまに見かける
10
帝国陸軍
機甲部隊

「増補改訂版」
加登川 幸太郎 著

(株)原書房
1974.5発行
上記の「帝国陸軍機甲部隊」の出版元である白金書房が倒産したため原書房から復刻されたもの。
こちらは「帝国陸軍機甲部隊」に加え一部「理論と兵器 戦車」の1節が付け加えられている。
絶版

神田の古書店街でたまに見かける
11 理論と兵器

戦車

加登川 幸太郎 

新宿 圭文社
1977.8発行
帝国陸軍機甲部隊の姉妹本
こちらは日本だけではなく海外の戦車開発史と戦車戦史について記されている。
絶版 
入手困難

横浜市の古書店で購入
12

WildMook35

日本陸軍兵器集

ワイルドムック35

KK.ワールドフォトプレス
1979.10発行
日本陸軍の全装備カタログ

火器・弾薬、その他の兵器、戦車、戦闘車輛、航空機の5章からなる。 豊富な写真からなるほぼすべての兵器の解説は日本陸軍兵器のことならこれ1冊で足りると断言できる。 
また高荷 義之画伯イラスト・解説による図解 89式戦車は89式戦車版のアハトンク・パンツァーとも言える内容でモデラーのまたとない資料になること間違いなし。
ずいぶん前に出た本なので入手困難だがもし見かけたら必ず買うことをお奨めする。 
絶版 
入手困難

神田の古書市で購入
13

帝国陸海軍の戦闘用車輛
    改訂版

グランドパワー
1月号別冊

(株)デルタ出版
1996.1発行
現在流通されている日本戦車写真集の中ではお勧めの1冊。

陸海軍が導入した車輛を年代別に解説されてある。 
しかし解説の項の「可能性と限界」の記述はいかにも後知恵的で当時の造兵技術や用兵思想を無視しているとしか思えない。
現在流通中
14

日本陸軍写真集1

機械化部隊の
主力戦車
菊地 俊吉 撮影

(株)グリンアロー出版社
1995.2発行
九七式中戦車を中心に収録された写真集。

千葉戦車学校、公主領戦車学校、騎兵学校、観閲式などの訓練中の写真のため鮮明な写真ばかりである。 解説に一部間違いも見うけられるが、残っている資料の少ない試製一式砲戦車(ホニ)、試製二式砲戦車(ホイ)、九七式指揮戦車(シキ)の鮮明な写真も収録されているので持っていても損はないだろう。
現在流通中
15 戦記が語る日本陸軍
宗像 和広 

(株)銀河出版
1996.5発行

日本陸軍に関する戦史、戦記等の出版物を集めたカタログ本。

σ(^^)の書籍購入の際お世話になりました。
絶版

神田の古書店街で
安価で購入
16

戦車マガジン

世界の精鋭兵器3
特集 95式軽戦車
戦車マガジン
1980.6月増刊

(株)戦車マガジン
(デルタ出版)
戦車マガジンに掲載されていた九五式軽戦車の記事を1冊にまとめたもの。

富岡 吉勝 氏 解説
九五式軽戦車はこれ1冊でOK
絶版 
入手困難

横浜市の古書店で購入
17

戦車マガジン

世界の精鋭兵器5
特集 61式主力戦闘戦車

戦車マガジン
1981増刊

(株)戦車マガジン
(デルタ出版)

戦車マガジンに掲載されていた61式戦車の記事を1冊にまとめたもの。

曽根 正義 氏 解説
61式戦車はこれ1冊でOK
絶版 
入手困難

横浜市の古書店で購入
18

戦車マガジン

世界の精鋭兵器6
特集 97式中戦車

戦車マガジン
1981増刊

(株)戦車マガジン
(デルタ出版)
戦車マガジンに掲載されていた九七式中戦車の記事を1冊にまとめたもの。

竹内 昭 氏 解説
九七式中戦車はこれ1冊でOK
絶版 
入手困難

川崎市の古書店で購入
19
日本の軍装
 改訂版

中西 立太 

(株)大日本絵画
1991.12発行

1972年から1年間ホビージャパンに連載され、その後手直しをしてモデル・グラフィックスに連載したものを単行化したもの。
中西 立太画伯のカラーの軍装図が満載。

手軽に買える日本軍の軍装の本としては最適。
現在流通中
20
中国大陸の
  機械化戦争と兵器
   1914〜1945

戦車マガジン
2月号別冊

(株)デルタ出版
1993.2発行
戦車マガジンに連載されていた「黄色い轍痕」をもとに再構成したもの。

満州事変から支那事変までの中国大陸での機甲部隊の戦闘や、張鼓峰事件、ノモンハン事件、戦争末期のソ連軍満州侵攻といったソ連軍との戦闘の通史がわかりやすい。
国民党軍のヴィッカース6t戦車や、T-26の写真もおもしろい。
絶版
21
グランド・パワー 1994/11

特集 太平洋戦争の機甲部隊1

グランド・パワー
 1994/11

(株)デルタ出版

太平洋戦域での日本軍戦闘車輛を中心に構成

戦争後半はほとんどが破壊された車輛ばかりで悲しくなる。
絶版
22 グランド・パワー 1995/7

特集 太平洋戦争の機甲部隊2

グランド・パワー
 1995/7

(株)デルタ出版

太平洋戦域での米軍車輛を中心に構成

ほとんど日本軍車輛は出ていないがライバルの米軍戦闘車輛を知る上で参考になる。
絶版
23 グランド・パワー 1995/8

第2次世界大戦のイタリア軍用車両

グランド・パワー
 1995/8

(株)デルタ出版
p7に「日本の戦車」でその他の輸入車輛として車名だけが記載してあったフィアット3000型軽戦車(FIAT 3000Mod30)の日本国内で撮影された後部からの写真が貴重。
(日本軍車輛についてはこれ1枚のみ)
絶版
24
グランド・パワー 1996/11

第2次世界大戦の日本軍用車両

グランド・パワー
 1996/11

(株)デルタ出版
戦車マガジンに掲載された日本軍用車輛を1冊にまとめたもの

同じデルタ出版から発行されている「帝国陸海軍の戦闘用車輛」の写真と重なっている写真が多いので、この本を所有している人は買う意味がないかも。
絶版
25 戦車と機甲戦
野木 恵一 著

(株)朝日ソノラマ
1981.9発行
戦車の誕生から現在までの歴史と主な戦闘を一般の人向けにやさしく解説。

特に第5章では、まるまる1章を日本の戦車として試製第1号戦車から74式戦車までの開発の歴史が簡潔にまとめてある。
絶版
26
一億人の昭和史

日本の戦史 1-10
毎日新聞社
1978-80発行
一億人の昭和史シリーズから日本の戦争関係をまとめたもの

1.日清・日露戦争、2.満州事変、3-6.日中戦争1-4、7-10.太平洋戦争1-4の全10巻からなる。
毎日新聞社所有の写真だけではなく、広く全国から個人所有の写真を募集し掲載してあるため見る価値あり。
絶版

古本屋の店頭でよく見かける
27

Hobby Japan 1975/3

特集 日本の軍用車輛

Hobby Japan
1975/3

(株) ホビージャパン
陸軍94式自動貨車、日本軍用車輛用被服の変革、街で見た日本の軍用車輛からなる。 とくに五十嵐 平達氏執筆の陸軍94式自動貨車は資料の少ない旧軍の軍用車輛のまたとない資料として貴重。 絶版
28 Hobby Japan 1980/3

特集 陸上自衛隊戦闘車輛

Hobby Japan
1980/3

(株) ホビージャパン
陸上自衛隊のAFVキットの特集なのだが、作例やスクラッチの作品にしても今の目で見ると??? 絶版
29 Hobby Japan 1980/12

特集 日本の軍用車輛

Hobby Japan
1980/12

(株) ホビージャパン
75/3に引き続き日本軍用車輛の特集だが、以前の特集号に比べるとちょっと内容が落ちる。
日本の軍用車をつくるではまだタミヤの97式戦車しかなかった時代に5式戦車のスクラッチを作っているが今の目で見ると???。 
五十嵐 平達氏解説の日本の正式軍用車輛が目を引く所か。 特集ではないがAFVアトランダムの世界のダミー戦車たちで日本のダミー戦車としてオート3輪車を利用した訓練用戦車が紹介されていた。
絶版
30
MVJ 9号

「ジープ太平洋の旅」
増補写真集
軍用自動車研究誌9号

大塚 康生 主宰
大塚 康生氏主宰の軍用自動車研究誌
特集は「ジープ太平洋の旅」増補写真集だが、オーストラリア軍が撮影した南太平洋の日本の軍用車輛として、くろがね4起、ダイハツ ニューエラー、98式牽引車、その他各社のトラックの写真が収録されている。 インドネシアでオランダ軍から鹵獲した3色迷彩に黄帯のマーモン・ヘリントンMkIIIの写真が珍しい。
絶版
31 別冊一億人の昭和史

日本陸軍史
日本の戦史別巻1
毎日新聞社
1979/3発行
一億人の昭和史・日本の戦史の別巻1として出版されたもの

日本陸軍史というより陸軍全般を紹介した本。 各兵科ごとに紹介され戦車兵も出ているがとりたてて見るべきものはない。
コラムの軍人給与の変遷や、描かれた日本陸軍-小説・映画・落語・歌-はおもしろい。
絶版

古本屋の店頭でたまに見かける
32 別冊一億人の昭和史

兵器大図鑑
日本の戦史別巻5
毎日新聞社
1980/4発行
一億人の昭和史・日本の戦史の別巻5として出版されたもの

陸軍兵器だけではなく海軍兵器も網羅してあるため必然的に陸戦兵器のパートが半分になるのはしょうがないことか。 出来ることなら陸軍編と海軍編に分けて出版してくれれば良かったのだが。
コラムの「陸軍潜水艦と海軍戦車」の陸・海の技術協力は考えさせられた。
絶版

古本屋の店頭でたまに見かける
33 別冊歴史読本

日本陸軍総覧
新人物往来社
1995/8発行
日本陸軍兵器総覧/戦車/火砲/歩兵火器/航空機・日本陸軍戦闘全史の5部構成+巻末資料の日本陸軍歩兵連隊総覧からなる。 解説、構成は太平洋戦争研究会。

内容的には平凡なもので、手軽にわかる戦闘通史や歩兵連隊総覧が便利なことがメリットか。
現在流通中
34 戦場写真で見る
日本軍実戦兵器
太平洋戦争研究会 編著

(株)銀河出版
1996/8出版
300点余の戦場写真で構成する日本軍兵器図鑑の決定版 と うたっているが、内容は上記の日本陸軍総覧の日本陸軍兵器総覧(航空機を除く)に写真を追加したもの。

メジャーな兵器しか取り上げていない、もう少しマイナーな兵器も取り上げて欲しかった。
現在本屋で買えることぐらいがメリットか。
現在流通中

神田の古書店街で安価にて購入
35


MODEL ART
1999/2

特集:第2次大戦の
日本軍戦車
MODEL ART
1999/2

(株)モデルアート社
文字通り第2次大戦の日本軍戦車特集

作例では95式軽戦車、97式軽装甲車、97式中戦車、97式改、1式砲戦車、1式中戦車、3式中戦車が、解説記事の日本軍戦車 その誕生から終焉も読ませる。
この特集号を読み、私がHPでやろうとしたことを先にやられたと悔しがってしまった。
惜しむらくはガレキで出ている89式中戦車や94式軽装甲車他の作例もあれば完璧だったのだが。
絶版

古本屋の店頭でたまに見かける
36

Armour
Modelling

1997/2〜
Armour
Modelling
1997/2〜

土居 雅博 責任編集
大日本絵画 発行
AFVファンなら必読の雑誌。

創刊号から連載されているファインモールド 鈴木 邦宏 社長の帝国陸軍部隊の塗装と識別標識は、以前からの資料だけでなく鈴木社長自らが足で稼いだ元戦車兵らの証言をもとに構成され貴重である。 なお、この記事は未公開の写真と共に1冊の本にまとめられる模様。
また、1997/6の創刊3号は「鉄獅子たちの咆哮」と題し89式や3式のスクラッチモデルや、平野 義高氏の見事な97式のダイオラマは見物である。
現在流通中

創刊号から数冊のバックナンバーは入手困難
37 慟哭のキャタピラ 下田 四郎 著

白金書房
1976 発行
サイパンで玉砕した戦車第九連隊の生き残り(21名/764名)である著者のサイパンでの戦闘の思い出と、昭和50年8月に様々な苦労を乗り越えサイパンよりチハ車2台を掘り出し日本へ持ち帰った苦労談が書かれている。 絶版
入手困難

川ア市の古書店で入手
38 Hobby Japan 1976/2

総力特集 
鉄牛見参
九七式中戦車
Hobby Japan
1976/2

(株) ホビージャパン
タミヤの1/35九七式中戦車発売に合わせ総力特集を組んだもの。

九七式中戦車キット製作のすべてではキットで問題となっている防盾上部の省略されているリベットの追加、回転式潜望鏡の開閉式小扉の追加、左フェンダーの穴もちゃんと追加している。
九七式改戦車の製作では早くもスクラッチビルドで登場。
また解説記事として石原良行氏の「大陸を席巻したチハ」はチハ車の三図面を掲載。またディテールアップポイントを丁寧な図解で解説されており現在でも十分に役に立つ。
絶版

ハープ氏から頂く
39 戦車戦入門
(日本編)
木俣 滋郎 著

(株)光人社
1999/5発行
昭和56年に出版された「世界戦車戦史 日本編」を改題して光人社NF文庫版にしたもの。

日本戦車誕生から太平洋戦争終結までの歴史の中で時代を追って日本戦車の戦いが書いてある。
気軽に読める日本戦車戦史として良いのでは。
しかし木俣氏の本全般に言えることだが調査不足で間違った記述が多いのは困ったものである。
文庫化する際に訂正ぐらいすべきであろう。
現在流通中
40

大砲入門
陸軍兵器
徹底研究
佐山 二郎 著

(株)光人社
1999/9発行
光人社NF文庫として書き下ろされたもの。

日本の大砲の著者が陸軍史の一断面としての大砲とその周辺技術の発達を解説してある。
日本の大砲と違い個々の大砲については詳しく述べられていないが、初めて見る図面や写真も多く日本の火砲を知る上で不可欠の本である。 必ず購入する事をお奨めする。
現在流通中
41 陸軍兵器発達史
木俣 滋郎 著

(株)光人社
1999/5発行
以前雄山閣出版から出版された「帝国陸軍兵器考」を改題して光人社NF文庫版にしたもの。

明治の陸軍建軍から昭和20年の陸軍解体までのほぼすべての兵器について触れられている。 帝国陸軍が使用した兵器の入門書としては良いのでは。
現在流通中
42

軍用自動車入門
軍隊の車輌
徹底研究
高橋 昇 著

(株)光人社
2000/4発行
PANZERに連載されていた「日本の軍用車」を加筆・訂正し改題して光人社NF文庫版にしたもの。

軍用トラック・軍用オートバイ・砲兵牽引車・装甲自動車・特殊車輌・鉄道車輌の項に分け詳細に解説してある。 巻頭の著者の弁では陸軍の車輌は奥深くこれでも半分位しか網羅されていないそうだが、陸軍の車輌についてこれだけまとまった本は皆無であるので必ず購入することをお奨めする。
現在流通中
43 人物・戦車隊
物語

鋼鉄のエース列伝
土門周平
市ノ瀬忠国 共著

(株)光人社
1982/5発行
元戦車兵の土門周平氏と市ノ瀬忠国が世間ではほとんど知られていない日本機甲界のエース達を紹介したもの。
百武大尉、重見戦車隊長、西住戦車隊長・・・・etc。

現在「激闘戦車戦(鋼鉄のエース列伝)」と改題して光人社NF文庫で流通。
光人社NF文庫版が
現在流通中
44 サムライ
戦車隊長

あゝ鉄血戦車隊
島田豊作 著

(株)光人社
大戦初期マレーのスリム殲滅戦の立役者 島田戦車隊の隊長でもある筆者の半生記 光人社NF文庫版が
現在流通中
45 機械化兵器読本 吉田豊彦 著

東京日日新聞社
大阪日日新聞社
昭和15年8月発行
戦前に一般及び青少年向けに「機械化部隊」の重要性を説く為に書かれた本。
自動車・戦車・装甲車・自動車輸送・機械化部隊・対戦車・少年戦車兵の各項目に分れ解説してある。
著者の吉田 豊彦氏は陸軍大将で機械化国防協会協会長。
絶版
入手困難

神田の古書店で入手
46 陸戦の華
戦車
藤田實彦
中村新太郎 共著

小学館
昭和17年5月発行
戦前に青少年(少国民)向けに書かれた本。
機械化化学戦時代・戦車のおひたち・戦車の構造・戦車の性能・戦車の種類・これからの戦車・日本の戦車・戦車はどう戦ふか・戦車の苦手・戦車兵精神・少年戦車兵・大東亜戦争と戦車の各項があり当時の少国民は目を輝かせて読んだのだろう。
戦中の本としては珍しく日本戦車の写真も掲載されている(一部修正有り)。また諸外国の車輌の珍しい写真もあるのでもし見かけたら購入をお奨めする。
絶版
入手困難

神田の古書展で入手
47 我等の兵器
戦車
安積幸二 著

宗栄堂
昭和18年2月発行
戦前に陸軍兵器本部の指導のもとに製作された教育映画「兵器シリーズ」のいわばノベライズ版。
A6サイズ50ページ弱の本だが、映画で使用された貴重な映像がふんだんに掲載されている。
特に軍需工場内での戦車製造過程の写真は貴重である。
絶版
入手困難

シェル氏から頂く
48 牽引車
(トラクター)
渡邉隆之助 著

自研社
昭和18年8月発行
戦前に書かれた牽引車に付いての技術書。 著者は元ヂーゼル自動車工業(現在のいすゞ&日野自動車)大森製作所所長を務めただけあって牽引車の権威である。
出版されたのが戦時中の為時節柄国内の牽引車についての記載はほとんど無いが、戦前に使用された各国の牽引車についての項目があり写真付きで紹介されているので便利である。
絶版
入手困難

横浜の古書店で入手
49 図解
内燃兵器大観

昭和17年度版
内燃機関編集部

山海堂出版部
昭和17年7月発行
山海堂が出版している専門誌「内燃機関」が編集したもので、列強各国の飛行機・発動機・戦車が網羅されている。
出版されたのが昭和17年のため、第1次大戦から大東亜戦争初期及び第2次大戦初期に活躍したものが写真と3面図、簡単なスペックが紹介されている。
時節柄日本軍のものが紹介されていないのは残念である。
絶版
入手困難

相模原の古書店で入手
50 精密兵器
上巻

最新精密機械工学体系
長谷川 正道 著

誠文堂新光社
昭和18年7月発行
総説・銃器・火砲・火砲付属兵器・自動車及び戦車・特殊兵器からなる。

工科系の学生向けに書かれた本なのだが、各兵器ごとに概説が設けられており理解しやすく書かれている。 また外国文献等を引用して当時の最新兵器についても写真入で紹介してある。
時節柄日本軍のものが紹介されていないのは残念である。
絶版
入手困難

相模原の古書店で入手
51 戦車 猪間 駿三 著

山海堂出版部
昭和17年発行
著者の陸軍兵技少佐 猪間駿三氏はチニ車の設計者でもある。

陸軍省の認可の元に著者の集めた戦車・装甲自動車についてのあらゆることが略図及び写真入りで記載されている。
近代戦車の現れるまで・戦車の構造・各国の戦車・将来の戦車・最近の戦車・戦車文献集。
列強各国だけではなく小国の装備についても触れられているのが面白い。
時節柄日本軍のものが紹介されていないのは残念である。
絶版
入手困難

Yahooオークション
で入手
52

日本の機甲60年 機甲会
日本の機甲60年
刊行会 編

戦史刊行会
1985/6発行
昭和60年に2年の歳月をかけ、戦前の旧陸軍機甲部隊25年と戦後の陸自機甲部隊35年の歴史をまとめたもの。
執筆者は陸士45期〜54期出身で、ほとんどが戦後陸上自衛隊でも活躍していた。

内容は陸軍の機甲25年、陸上自衛隊の35年、詳論、小戦史 われらかく闘えり、我らが母隊(略歴)からなる。
特に詳論では執筆者が戦前から戦後にかけて機甲界の幹部として活躍していたことから自らの体験に則し従来の麗賛だけの内容ではなく戦前の戦車開発の失敗等厳しいことも書かれている。
日本の戦車を知る上で欠かせない本の1つである。
絶版
入手困難

辻本様から頂く
53 太平洋戦争
日本帝国陸軍

日本軍隊史上最大の組織
安部 安雄
葛原 和三 他著

成美堂出版
2000発行
日本帝国陸軍と銘打ってあるが本の大半は軍装と装備で費やされている。
また記事自体は面白いものが多いのだが、以前他で発表されたものがほとんどで目新しいものがない。
旧軍関連の本をほとんど持っていない方なら買う価値があるかも。
ここは素直に高荷画伯や中西画伯の素晴らしいイラストを楽しみたい。
現在流通中
54
陸軍機甲部隊
「歴史群像」
太平洋戦史シリーズVol.25
古是 三春
田村 尚也 他著

学習研究社
2000/4発行
学研の「歴史群像」シリーズ戦記MOOK本。 日本戦車開発の足跡と機甲部隊の戦歴を写真・図で解りやすく解説してある。

記事の内容も最近出た本の中ではぴか一の出来。 日本戦車に興味のある初心者から中級者まで自信を持ってお奨め出来る本である。
現在流通中
55 AFV Weapons PROFILE 54
Japanese Combat Cars,Light Tanks and Tankettes
Tomio Hara 著

PROFILE PUBLICATION LTD
1973発行
古いAFVファンならご存知の20ページ弱の小冊子AFV PROFILE。
この号は日本の装甲自動車、軽戦車、軽装甲車の特集号。 

掲載されている写真も取り立てて珍しいものはない。
メリットとしては著者である日本戦車の父 原 乙未生 氏が英語で書いている事ぐらいある。
 
絶版
入手困難

Yahooオークション
で入手
56 AFV Weapons PROFILE 49
Japanese Medium Tanks
Tomio Hara 著

PROFILE PUBLICATION LTD
1972発行
古いAFVファンならご存知の20ページ弱の小冊子AFV PROFILE。
日本の中戦車の特集号

この号も原 乙未生 氏が著者である。 写真のソースもすべて原氏のため取り立てて珍しいものはない。
絶版
入手困難

日向氏より
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